TOP <オレッセイ>

 02/03/20 Wed,

 <<井上紀良「未成年J」(YJC)>>

 この前、会社でこき使われまくっての帰り道。タバコ吹かして渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをしていると、オレの横にギャル風の姉ちゃんが隣に並んだんですよ。その姉ちゃんはセンター街からチェックしていたのですが、金髪ショートとオレの好みと思いきや、短く太い足というパーツを持ち合わせていた為、残念ながらパスさせて頂いた方だったのです。その女子は何を考えているのか、少しづつ(距離で言えば足の幅半分くらい)オレに近づいてくるんです。信号も変わったばかりなんでそこそこ待ち時間が長く、最初、まあ隣にいるな〜くらいの距離がとうとう肩が触れ合うくらいまでになってしまいました。これはハッキリ言って怖いです。逆セクハラとして訴えてもいいくらいです。といっても若い女子が30過ぎのオッサンに近寄ってくれてるんだから喜ぶ話だろうと思われるかもしれませんが、実際、キモイです。で、とうとう肩の触れ合う仲となったオレと彼女の関係を破壊する声が後ろから響きました。

「ねえねえ、どこ行くの〜?」

もちろん、オレに掛けられた声ではありません。声を掛けられた女子は更に接近し、オレの二の腕に乳をこするくらいになってしまいました。更に後ろの声が増えました。まあ、よくあるナンパなんですが、その女子はオレに助けを求めるように身体を密着させてくるわけですよ。オレも終電近くだったんでちょっと関わりになるのは遠慮したかったし、もし助けたとして「お礼に…」と言われても円山町辺りでお泊りする気も起きないので、そのまま放っておきました。その後、信号も変わり何事も無く駅にむかったのですが、その女子がどうなったのかはわかりません。渋谷は怖いですね、是非とも拳銃持った警視庁直属の高校生「未成年J」に守って頂きたいものです。なんかどっかで聞いたような設定だな(笑)

 02/03/18 Mon,

 <<正木秀尚「雨太」(JETCOMICS)>>

 傘をさすのが嫌いなオレは今にも降りそうな空模様の下を手ブラで歩く。それくらいイヤなのだ。しかし、この作品の主人公は天気の良い日でも傘を持ちレインコートを着ている。彼は殺し屋、雨を味方につけると言われる”雨太”と呼ばれている。設定的にはちょっと陳腐に思えるが、この雨が作品の雰囲気を高めている。空から降る水滴が降り注ぐという本来の意味の雨とは違う意味を持ち合わせているだろう。怒り、悲しみ、苦しみ、そして哀しみ。これらを全て洗い流し、相手を殺す。雨太と逃げる女、暗く哀しい女。全てを太陽のような明るさで消している。雨と太陽、対極にある二つが一緒になった時、終焉を迎える。あの絵柄も良いのに設定ばかりが大きくて中途ハンパに終わった「MAD STONE」の作者がこんなに完成度が高いモノを描くとは思わなかった。陳腐なレビューですみません。。。

 02/03/14 Thu,

 <<ヤフオク システム利用料導入>>

 うわ〜こんなに空けてしまった。楽しみしてた方(いるのか?)すみません。ま、今回も久しぶりだからと言って何かあるかというとそうでもないのですが(笑)とりあえずヤフオクの入落札有料化は困ったな〜って感じです。詳しい事はサイトを見てもらえばわかると思うのですが、これによってヤフオク離れが進むと安くモノを入手する手段を失うのはイヤだな〜実際は楽天あたりも同じ様なシステムでやってるので妥当と言ったら妥当なんですけど。ヤフオクというのは今やコミュニケーションツールにもなってると思うんですよ。取引相手と仲良くなって情報交換や物々交換等が行われたりと。そんな気軽な場をガチガチの商売根性で固めるのもどうかというのはもっともなんですが、せっかくここまで馴染んできたヤフオクを簡単に見限るのはどうなんでしょうか?皆さんも御一考を。

 02/03/04 Mon,

 <<「恐怖新聞 平成版」講談社)>>

 いつも手の垢の付いた本しか買わないとか言ってますが、新刊チェックの為に新刊屋にも行くんですよ。やっぱり表紙とか背表紙とか覚えておかないと、古本屋でチェック出来ないのです。古本屋の棚を見る時はほとんどマシン化しています。鍛えられたこの目で広範囲高速スキャニングですよ。順番に画像を取り込んで、脳内で画像処理して、必要なモノを認識し、信号を受けた手がそれを抜く。傍から見ると非常にキショイと思いますよ。だって、触ってる本と違うところ見ながら棚の前を歩いてるんですもん(笑)ですから、その為にいつも脳内データベースは最新のモノにしておかないといけないのです。まあ、今回も何冊か新刊出てるな〜などと思いつつ、雑誌も軽くチェックしたら「恐怖新聞 平成版」が。ホラー漫画にはあまり興味の薄いオレですが、これは大好きでした。本当に怖い、読んでいた頃が学生だったもんで、余計に信憑性があったのかもしれません。その頃は夜中に新聞来たら、「オレは抵抗せずに諦めよう」などと思い寝についたものです。平成版を読む前にでも、後でもいいのですが元版「恐怖新聞」は読んだほうがいいでしょう。あ、「恐怖新聞2」ってのもありますが、こちらは…ってな感じです。で、今回の平成版は時代に合わせて携帯メールらしいです。「恐怖メール」じゃねぇ〜かとか、「恐怖新聞」はチャンピオンだろ!(平成版 うしろの百太郎も載ってるから)みたいな事は無しで、これは楽しみ!早く古本屋に出ないかな〜(笑)←買えよ!

 02/03/01 Fri,

 <<On-Demand Book>>

 何か最近よく耳にする言葉だけど、何の事やらわからなかったOn-Demand(オン・デマインド)。やっと意味がわかりましたよ〜(笑)ウチの掲示板で知ったサイトに載ってたのですが、こんな事だったのですね。いや〜技術の進歩は素晴らしい。ま、一つ難点はちと割高かなってとこですね。でも、この青林堂のB.O.D.シリーズは大注目です!題して<リバースコミック>。リバース刊行予定リストを見ると、さくら出版かよ!とベタな返しをしたくなるほど、素晴らしいチョイスです(笑)何故かオレの本棚にポツンと2巻だけがある<つのだじろう>「ライバル左腕」とか何気に欲しかったり、<桑田二郎>が多いな〜なんて思ったり。しかし一番の注目すべき点は、我が敬愛する佐藤まさあき先生の作品が入ってるじゃ、あ〜りませんかってこと。それも「新・ダビデの星」全10巻!!!なぜカタカナ?なぜ全10巻?などと気になる事も少々ありますが(笑)、これを一つの取っ掛かりとして続々と刊行してくれるはずです。というか、ホントにお願いします!<くるみ製本>(最近、流行の小さい雑誌型の本)でカバー無しというのは保存用に向いてないかもしれませんが、あまりのプレミアで買えずに読めなかった作品が読めるだけで良しとしましょう。